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消化器がんドック

消化器がんドック ~胃がん・大腸がん・膵がんの早期発見に~

 

2018年の統計ではガンで亡くなった方の部位別順位で、胃がんは第3位、大腸がんは第2位、膵臓がんは第4位です。
死亡者数では胃がん44192人、大腸がん50658人、膵臓がん35390人、実に13万人以上の方が2018年に亡くなっています。

当院では、消化器がん死亡者数の上位3部位(胃、大腸、膵臓)についてドックを始めることになりました。

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膵臓がんについて


胃がん、大腸がんにおいては、自覚症状のないうちから内視鏡検査を行っていれば、ほとんどが早期がんで見つかり内視鏡で切除できます。

​ところが、膵臓がんにおいては早期で発見することが難しく、発見されたときには手遅れのことが多く「サイレントキラー」と言われています。

なぜ早期で発見することが難しいか? それは今までの人間ドックでは膵臓については腫瘍マーカーや腹部エコーによる検査が主流だったのも原因の1つだと思います。
早期がんでは腫瘍マーカーはほとんど上昇しませんし、腹部エコーは体表から行う検査のため、背中に近い部位にある膵臓を詳しく見るには無理があります。もちろん腹部エコーで詳しく観察できる人もいますが、内臓脂肪の多い人などはほとんど観察できないこともあります。
つまり患者さんの体形や条件などによって検査の精度にばらつきがあるのです。しかも膵臓がんの危険因子の一つに肥満がありますが、肥満な人ほど腹部エコーでは観察できないのです。

膵臓がんを早期発見する最適な検査は?
 

検査方法としては、腹部CT、超音波内視鏡、MRI(MRCP)などがあります。

ただ、腹部CTは放射線被ばくの問題があるため、毎年行う検査としてはお勧めできません。また、超音波内視鏡は胃カメラの先端に超音波機器がついていて膵臓に近いところから超音波で観察できますが、かなり太いカメラを口から挿入するのでかなり熟練した医師にやってもらう必要があります。
 

一方、「MRCP」はMR胆管膵管撮影といって、MRI装置で胆嚢・胆管・膵管を描出する検査で、磁場を使用するため放射線の様に体に害はありません。膵臓がんの早期にみられる膵管の拡張や不整を見るにもかなり有用な検査だと考えています。


当院では胃がんドック、大腸がんドックに加え、メディカルスキャニングと提携し膵がんドック(MRCP検査)を可能としました。

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膵がんドックをおすすめする方

膵臓がんの危険因子は次のとおりです。これらのうち一つでも当てはまる方は、膵がんドックを受けることをお勧めいたします。

●家族に膵臓癌に罹患した人がいる ●糖尿病、慢性膵炎、膵嚢胞がある

●肥満 ●喫煙者 ●大量飲酒者など

コースのご案内

[費用の注意] 

胃がんドック、大腸がんドック、胃・大腸がんドックの内視鏡検査中に異常が見つかり、生検(組織検査)やポリープ切除した場合は、別途自己負担が発生致します。

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